名称: Naturalis Historia
生産地: イタリア カンパーニャ
生産者: Mastroberardino
生産年: 1999
購入日: 2019年1月6日
価格: \6,966
飲んだ日: 2019年3月30日
コメント: 日頃ほとんど飲まないブドウ品種のアリアニコ&ピエディロッソ で作られたワインということで,どんな味わいなのかと楽しみに飲んでみたが,よく慣れ親しんだボルドーワインがきれいに熟成したような味わい.少し熟成由来の土・落ち葉系の香りが出始め,味全体がきれいにバランスが取れ馴染んだ様子があるが,それほど古く熟成し枯れかかった,というほどまでは行かず,まだまだフレッシュさも共存している.これはこれで非常においしくて良いワインなのだが,未知の味わいを期待していたのでちょっと肩透かし感を感じてしまったかも.

 
 

名称: Blanc de Blancs Cuvée Royal Brut
生産地: 南アフリカ
生産者: Simonsig Estate
生産年: 2012
購入日: 2019年1月6日
価格: \2,786
飲んだ日: 2019年3月23日
コメント: 甘みはそれなりにあるが,結構しっかりとした酸とミネラルが効いているので,むしろグレープフルーツジュースのような味わい.きりっとキレが良く,後味にじんわりと果実が広がる感じ.香りはやや控えめかも.もうちょっと厚みと複雑さが欲しいような気がしないでもないが,まあ,値段が劇的に安いんで,それを考えれば十分以上にうまい.

 
 

名称: Château Corton Grancey
生産地: フランス ブルゴーニュ アロース・コルトン
生産者: Domaine Louis Latour
生産年: 2003
購入日: 2019年1月6日
価格: \12,312
飲んだ日: 2019年3月22日
コメント: 文句なく旨い赤ワイン.樽香はほどほどにあるものの主役というほどではなく,むしろ果実からくる複雑で華やかな香りがとんでもない.オレンジやさまざまな爽やかな花の香り,ベリー系果実の豊潤な広がりに,ほんのりと隠し味程度に熟成由来の土感や落ち葉感が混ざり始めたぐらいか.しっかりとした苦みと渋みはあるが,タンニンはものすごく滑らかでするりと入り込んでくる.まさに澱までうまい系の赤ワイン.これはとにかく素晴らしい.この価格なら喜んで買う.

 
 

名称: More Maiorum Fiano di Avellino
生産地: イタリア カンパーニャ
生産者: Mastroberardino
生産年: 1999
購入日: 2019年1月6日
価格: \4,298
飲んだ日: 2019年3月21日
コメント: 結構どっしりとした味わいで,甘みもしっかりと.干しブドウや蜜系の香り,木の香りが非常に強く出ている.しっかりとした熟成を感じさせるねっとりとした香りに,まだまだしっかりとした酸とほのかな苦み,そして柑橘系の香りがキレをよくしている.かなり旨い.

 
 

名称: Especial Gran Reserva
生産地: スペイン
生産者: 1+1=3
生産年: 2014
購入日: 2018年8月28日
価格: \3,888
飲んだ日: 2019年3月17日
コメント: 例年は結構こってり濃いめのイメージがあったが,この年のものはかなりあっさり.甘みはそこそこ強めについているが,果実味が結構薄めですっと入ってくる水に近づいているような印象.おいしいのは確かなのだけれども,過去のものに比べると個人的にはちょっと残念感があるかも.

 
 

名称: Savigny lès Beaune
生産地: フランス ブルゴーニュ サヴィーニ・レ・ボーヌ
生産者: Négociant Patrick Clerget
生産年: 2002
購入日: 2019年1月6日
価格: \3,981
飲んだ日: 2019年3月2日
コメント: この値段とは思えないほどもの凄く旨い.やや酸が強めに出てはいるが,しっとりとしていて後をひく旨味,華やかで豊かな広がりの香り,スタイリッシュな果実味,熟成由来の木や土の雰囲気と,どれもが良いバランスでまとまっている.特に香りと旨味が素晴らしい.これは何度でも買ってよい感じの旨いワイン.

 
 

名称: D de Lamarque
生産地: フランス ボルドー オー・メドック
生産者: Château de Lamarque
生産年: 2009
購入日: 2018年9月2日
価格: \3,888
飲んだ日: 2019年2月28日
コメント: ラマルクのセカンドワイン.しっかりとした渋みと厚みに,草や樽の香りがしっかりと加わり飲みごたえがある.劇的にうまいとか驚きはないが,しっかりと作られた昔ながらの雰囲気を持つボルドーワインでなかなかおいしい.

 
 

名称: Moulin à Vent clos de Rochegrès
生産地: フランス ブルゴーニュ ムーラン・ナ・ヴァン
生産者: Château des Jacques/Louis Jadot
生産年: 2012
購入日: 2018年9月2日
価格: \5,300
飲んだ日: 2019年2月28日
コメント: ボジョレーのガメイ100%ワイン,なのに結構うまい.味わいとしては果実味やや強め,しっかりとした渋み・苦みもあり,ガメイとは思えない厚みを感じる.ガメイでもしっかり選別して育ててやると結構いけるんだな,という発見のあったワイン.ただ,じゃあそれでこの値段を出すか,と言われると,次はもうないかなあ.ガメイにしてはやるとは言っても,やはりやや軽さと薄さは感じるし(好みの問題ではあるが).同じだけ出せばもっと良い感じのワインも手に入るので,無理してこれを買わなくてもよいかなと思ってしまう.

 
 

名称: Chardonnay Dutton Ranch
生産地: アメリカ カリフォルニア
生産者: Dutton Goldfield
生産年: 2016
購入日: 2019年1月6日
価格: \5,043
飲んだ日: 2019年2月28日
コメント: がっつりと重めの果実味に,しっかりとした強い樽香でいかにもな感じのアメリカワイン.ただ,それらが粗暴な感じではなく,繊細で調和のとれた力強さとして綺麗にまとまっているためかなりおいしく仕上がっている.とろりとしたクリーミーなのど越しに,柑橘系やあんずの爽やかな香り,草木のアクセントと,味も香りも豊かで重厚.これはかなり旨い.

 
 

名称: Zeltinger Sonnenuhr Spätlese
生産地: ドイツ モーゼル ツェルティンゲン
生産者: Markus Molitor
生産年: 2016
購入日: 2019年1月6日
価格: \4,104
飲んだ日: 2019年2月28日
コメント: 甘みのあるドイツ産リースリング.甘みはあるが結構な酸も効いているので,ほんのり甘めの甘酸っぱい系フルーツジュースのよう.かなりしっかりとした奥行きを感じられ,飲みごたえもあり,香りも爽やかな果実や花の香りがしっかり出ていて楽しめる.甘いとはいえ,さまざまな料理に合わせてもかなりおいしく,良いワイン.

 
 

名称: Bourgogne Songes de Bacchus Chardonnay
生産地: フランス ブルゴーニュ
生産者: Louis Jadot
生産年: 2015
購入日: 2019年1月6日
価格: \2,581
飲んだ日: 2019年2月23日
コメント: ワンランク上のACブルゴーニュ,との触れ込みで売られていたもの.といってもルイジャドのACブルゴーニュだし,値段も安いからなあ,と思って飲んでみるとこれが確かにうまい.するりと流れるようなオイリーさに,しっかりと石らしさを感じるミネラル,酸味と甘みのちょうどよいバランス,そして何より華やかな香り!花やレモンなどの柑橘系,シナモンやコショウのようなスパイス,しっとりとした朝のような香りなど,この値段とは思えないぐらいに素晴らしい香りが出てくる.これはお買い得.

 
 

名称: Beaune 1er Cru Teurons
生産地: フランス ブルゴーニュ ボーヌ
生産者: Domaine Albert Morot
生産年: 1998
購入日: 2018年11月29日
価格: \8,445
飲んだ日: 2019年2月16日
コメント: これはもう,本当にうまい.湿った土や木,落ち葉や,ややしっとりとしたオレンジっぽい香りなどの良い感じの熟成香も出つつ,さらに赤い果物の味わいもまだまだ楽しめる.また,結構な年月が経っているのにしっかりとした苦みと渋みが生き残っており,十分に力強さも感じる.全体としては繊細で素晴らしいバランスのワインで香りも豊か,さまざまな食事にも合わせやすい見事なワイン.

 
 

名称: Royale Réserve Non Dosé
生産地: フランス シャンパーニュ
生産者: Philipponnat
生産年: N.V.
購入日: 2018年6月30日
価格: \5,788
飲んだ日: 2019年2月11日
コメント: だいぶ辛口で硬質な味わい.結構温度を上げていかないと,取りつく島がないぐらいつっけどんで,酸とミネラルが強すぎるぐらいの印象.温度がだいぶ上がってくると,ようやく果実の香りと味わいが出てきて広がりが感じられるように.非常に美しく作られており(温度を上げれば)全体のバランスも良くきれいにまとまっているが,個人的にはもうちょっとぐらいは補糖してたほうが好みか.

 
 

名称: Springvale Riesling
生産地: オーストラリア
生産者: Grosset
生産年: 2015
購入日: 2018年9月2日
価格: \5,400
飲んだ日: 2019年1月26日
コメント: 温度が低いと,かなり酸とミネラルが強くてとっつきにくい雰囲気のあるワインなので温度は結構上げめで.温まってくると,急にオイリーさが出てきてするりと飲めるようになる.香りはレモンやライムなどのようなフレッシュ系のものが結構複雑に立ち上がってきて,非常にさわやかな印象を受ける.全体的には澄んで硬質な味わいなので,脂っ気がある料理や魚料理などとも相性抜群.オーストラリアのものとしてはやや価格が高めかなという感じもあるかもしれないが,それに見合うだけの旨味がある.

 
 

名称: Experience Brut Nature Blanc de Blancs Grand Cru
生産地: フランス シャンパーニュ
生産者: André Jacquart Mesnil
生産年: N.V.
購入日: 2018年8月28日
価格: \7,538
飲んだ日: 2019年1月13日
コメント: 干しブドウ,ドライフルーツ系の香りが結構強め.しっとりとした熟成を感じさせるような味と香りで,ちびちび飲むのによい.ドライフルーツ系やキノコ系の香りが苦手な人には向いていないが,それ以外には結構よく,バランスも上出来で上品な深みを感じる.

 
 

名称: Riesling Clos Sand
生産地: フランス アルザス
生産者: Domaine Barmès-Buecher
生産年: 2011
購入日: 2018年9月2日
価格: \5,400
飲んだ日: 2019年1月12日
コメント: やや軽めの味わい.香りは鮮烈な爽やかさで,青リンゴや涼しげな花系の香りが豊かに漂う.若干薄さを感じるところもあるので,温度は上げめが良さそう.甘さはやや抑えめですっきりとした味わい.もうちょっと濃厚な果実感があってもよいかなとは思うけれども,あっさり目の食事に合わせたり,濃いめのコクのあるチーズの後味をさっぱりさせたりに良い感じ?

 
 

名称: Belondrade y Lurton
生産地: スペイン カスティーリャ・イ・レオン
生産者: Bodega Belondrade
生産年: 2016
購入日: 2018年9月2日
価格: \7,560
飲んだ日: 2019年1月5日
コメント: 結構硬質なワインで,ミネラルと酸がだいぶ強め.温度低めだと昔ながらのシャブリっぽいような雰囲気がある.温度が上がってくると果実感が出てくるが,シャープさは失われない.香りは静かな白花系の澄んだ香りが出てくるが,華やかというよりはひっそりと薫,といったイメージ.魚介系にかなり良く合い,しっかりとうまい.これは料理に非常に良く合うタイプのワイン.

 
 

名称: El Vínculo Gran Reserva Paraje la Golosa
生産地: スペイン カスティーリャ・ラ・マンチャ
生産者: Alejandro Fernandez
生産年: 2004
購入日: 2018年11月29日
価格: \5,616
飲んだ日: 2019年1月4日
コメント: ベリーやチェリー系の強い香りに,果実のしっかりとした甘み.苦みと渋みもまだまだ強く,ビターチョコレートのような味わい.そこにほんのりと鉄系や中華系の香辛料が混ざり,ダレない旨味を感じさせる.タンニンがとにかく柔らかく滑らかで,沈んでいる澱までおいしく飲めてしまう.鉄系の香りがちょっと出てくるので,肉系や赤ワインの煮込み料理などとよく合いそう.

 
 

名称: Gran Reserva
生産地: スペイン リオハ
生産者: Vina Valoria
生産年: 1968
購入日: 2018年11月29日
価格: \18,144
飲んだ日: 2019年1月2日
コメント: まだまだ濃くて強い果実味や酸に,しっかりと強い苦みと渋み.色合いはふちの部分がややレンガ色がかってはいるが,まだまだ十分に濃い濃紫色.デキャンタで30分ほど置いておくと,菫やベリー,樽の香り,そして熟成らしさを感じさせる土や古木といった色とりどりで素晴らしい香りが花開く.タンニンの質も非常になめらかで,渋みがあるのにさらりと流れ込んでくる.熟成感と果実のパワフルな味わいが同居しつつもバランスよくなじんだ非常においしいワイン.値はそこそこ張るが,飲んでみても損はない.

 
 

名称: Bacigalupi Vineyard Chardonnay
生産地: アメリカ カリフォルニア
生産者: Macrae Family Winery
生産年: 2006
購入日: 2018年8月28日
価格: \4,082
飲んだ日: 2019年1月1日
コメント: 樽香とオリエンタルな香りが強めに出ている.果実味は結構強いが,酸味が効いているのでそちらの広がりはそれほど前面には出てこず,陰ながら味わいをしっかり支える感じ.おしろいやハーブを感じさせるきれいな香りが強いので,クリーム系や甘みのある料理との組み合わせは絶品.

 
 

名称: Cuvée des Enchanteleus Brut
生産地: フランス シャンパーニュ
生産者: Henriot
生産年: 2000
購入日: 2018年11月29日
価格: \20,000
飲んだ日: 2019年1月1日
コメント: まだまだ酸味とミネラルが強めなんで,もっと何年も寝かしたほうがおいしいのだろう.ただ,全力を発揮できていないであろう今であっても十分以上にうまい.しっかりとした強靭な芯に加えさんとミネラルが効いているので,非常に硬質で澄んだ味わい.広い解放感とスケールというよりは,シャープに澄んで研ぎ澄まされた決勝のような味わい.じっくりと時間をかけて味わうと,その味の美しさとバランスの良さが感じられる逸品.