原子番号112,コペルニシウムの名前の由来となったコペルニクスの肖像画です.レントゲニウムはドイツの重イオン研究所において1996年にホフマンらのグループにより合成されました.元素の名は地動説を提唱したコペルニクスに由来します.
原子番号112,コペルニシウムの名前の由来となったコペルニクスの肖像画です.レントゲニウムはドイツの重イオン研究所において1996年にホフマンらのグループにより合成されました.元素の名は地動説を提唱したコペルニクスに由来します.
ドイツのグループは1996年,208Pbに70Znを衝突させることで277Cnの合成に成功,2000年にさらにもう一つの原子を合成する追試にも成功しました.このデータは日本の理研による追試でも確認され,ドイツのグループによる合成が確定しています.
周期表のこの辺り以降の原子はどれも半減期が短く,しかも加速器を用いての原子生成が非常に稀にしか起こらないため,化学的な性質などを調べる実験はほぼ実行できず,その性質は確定していません.ただ理論計算は行われており,ある程度の予想はついています.