原子番号118,オガネソンのアクリルダミーです.この元素はロシアのドゥブナが主導したアメリカのローレンス・リバモア国立研究所との共同研究により2002年〜2005年にかけ生成され,これら重元素の合成に主導的な立場であったロシアのチームリーダー,オガネシアンにちなみ命名されました.
原子番号118,オガネソンのアクリルダミーです.この元素はロシアのドゥブナが主導したアメリカのローレンス・リバモア国立研究所との共同研究により2002年〜2005年にかけ生成され,これら重元素の合成に主導的な立場であったロシアのチームリーダー,オガネシアンにちなみ命名されました.
この元素は,2025年段階で人類が合成した最も原子番号の大きい元素です.当初2002年にロシアのドゥブナのグループが初めて生成させたと考えられていますが,確認された崩壊時のエネルギー(11.65 MeV)が既知の不純物である212Poの準安定状態からの崩壊(11.88 MeV)と近接していて混同の恐れがあったため,さらに実験を進めデータを蓄積することとなりました.その後249Cfに加速した40Caを衝突させることで合計3つ(もしくは4つ)の原子の生成に成功,その崩壊でできた290Lv(と思われる元素)と,別の実験で生成が確認されていた290Lvの以降の崩壊が一致したため,オガネソンの生成が確定しました.