2006年の6月頃に飲んだ,記憶に残る3本です.

 
 

名称: Echezeaux
生産地: フランス ブルゴーニュ ヴォーヌ・ロマネ
生産者: Domaine Henry Jayer
生産年: 2000
購入日: 2006年5月頃
価格: \73,290
飲んだ日: 2006年6月頃
コメント: ジャイエ2本目.もちろん旨いんだけれども,もう一本ほどの感動は無し. さすがに新しめのエシェゾーなだけあり,ちょっと荒々しく強いんでまだ味わうには向いていなかった. ただ,香りの複雑さと華やかさはさすが.何が違うのだろうか.

 
 

名称: Chateau Mouton Rothschild
生産地: フランス ボルドー メドック ポイヤック
生産者: Château Mouton Rothschild
生産年: 1970
購入日: 2006年5月頃
価格: \30,975
飲んだ日: 2006年6月頃
コメント: 五大シャトーの一つムートンの70.しかしあまりぱっとしなかった. いや,悪いワインではないんですが,こう,華やかさがあるでもなく,凄みがあるわけでもなく. 普通に感じてしまう.直前に飲んだのがジャイエのヴォーヌ・ロマネ 76だったってのもまずいんでしょうが,完全に食われました.

 
 

名称: Vosne-Romaneé
生産地: フランス ブルゴーニュ ヴォーヌ・ロマネ
生産者: Domaine Henry Jayer
生産年: 1976
購入日: 2006年5月頃
価格: \123,900
飲んだ日: 2006年6月頃
コメント: "神様"作のワイン.お亡くなりになった今となってはこの値段でもとても買えない状態に. この時期,まだラベルを保存しておかなかったのが返す返すも惜しい. 買った当初は非常に細かな澱が浮いて懸濁していたものの,一ヶ月ほど静置することで ようやく落ち着く.開けるとまず華やかな香り,そして熟成香.飲むと76年とは 思えないほど若々しい果実味と,熟成から来るコクのある出汁とが渾然一体となっている.実に見事. そして時間がたつにつれ香りは次々変化しながらも衰えることなく,数時間にわたって 楽しめる.味にも非の打ち所が無く,とても村名クラスとは思えない.おそらく2009年までに 飲んだすべてのワインの中で最も衝撃的で旨いワイン.